ぱたへね

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平成22年度国土交通白書

平成22年度国土交通白書が公開されていたので読んでみました。
http://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h22/hakusho/h23/pdfindex.html

被害の大きさと復興のための実施されたことが順に書いてあり、自分がこれから出来ること、しなくてはいけないことを嫌でも考えさせられました。

第一章を読んで気になった図表をピックアップしました。

1900年以降の世界の主な地震津波被害


白書図表22から
今回の死者、行方不明者数が約20,000人に対して、中国の地震の規模の大きいこと。私が生まれる前に起こった、上2つの地震は知りませんでした。記憶に新しいハイチ、四川の死者も多いです。

大震災における犠牲者の数


白書図表23から
関東大震災の犠牲者は大半が火災、阪神淡路の時は建物倒壊による死亡が大半、今回の震災は溺死が9割を超えています。

釜石港湾口防波堤


白書p28の図表から
最大の堤防が、津波にどれくらい影響を与えたかをシミュレーションしています。現地調査の痕跡高や浸水域とほぼ一致しているので、信頼性は高いです。6分の遅延と遡上高の10m減が何人の命を救ったのかは記録されていませんが、大自然に対する今の人類の限界を見ているようです。