ぱたへね

はてなダイアリーはrustの色分けができないのでこっちに来た

コンクリートのクリープ及び乾燥収縮の影響(CR)

クリープ

一定のストレスがかかり続けるとコンクリートが歪んでしまい、それをクリープと呼びます。

クリープ一般については、ここがわかりやすかったです。
http://www.cis.kit.ac.jp/~morita/jp/class/FracStrength/8.pdf

クリープに関して、道路橋示方書には「適切に考慮するものとする」と書いてありますが、数式が記載されているので整理します。

εcc:コンクリートのクリープひずみ
σc:接続荷重による応力度(N/mm^2)
Ec:コンクリートのヤング係数(N/mm^2)
ψ:コンクリートのクリープ係数

プレストレスの減少量、不静定力を算出する場合のコンクリートのクリープ係数の標準値。ひずみの分子にかかってくるので、値が小さい方がひずみません。

持続荷重を載荷するときのコンクリートの材令(日) 4〜7 14 28 90 365
クリープ係数(早強ポルトランドセメント使用) 2.6 2.3 2.0 1.7 1.2
クリープ係数(普通ボルトランドセメント使用) 2.8 2.5 2.2 1.9 1.4

コンクリートの乾燥収縮度

プレストレストを導入する時のコンクリート材令(日) 4〜7 28 90 365
乾燥収縮度 20*10^-5 18*18^-4 16*10^-5 12*10^-5

不静定

不静定とは、力学的には安定しているがつり合いの条件だけでは解けない状態の事。
不静定に関しては、こちらの説明がわかりやすいです。
http://kentiku-kouzou.jp/struc-seiteihuseiteikouzou.html

材令

材令とはコンクリートを流し込んでからの期間の事。4週間が標準の値。
http://okwave.jp/qa/q815491.html

参考

道路橋示方書は、国土交通省のサイトからダウンロード出来ます。
http://www.mlit.go.jp/road/sign/kijyun/bunya04.html

近畿大学工学部の資料です。
http://www.archi.hiro.kindai.ac.jp/lecdocument/fuseitei_1/fuseitei_1_4.pdf