Tcl/Tkには、単一exeを作るためのtclkitというツールが存在します。tclkitを使ってpath.tclからpath.exeを作ってみます。
ファイルの入手
最低限必要なファイルをequi4.comから入手します。
http://equi4.com/pub/sk/から、sdx.batとsdx.kitをダウンロードします。
http://equi4.com/pub/tk/から、tclkitsh-win32.upx.exeをダウンロードします。
exeファイルの作成
tclkitsh-win32.upx.exeをtclkitsh.exeにリネームしてコピーします。
>copy tclkit-win32.upx.exe tclkitsh.exe
sdxを実行してpath.kitファイルを作成します。
>sdx.bat qwrap path.tcl
kitファイルから、中身を取り出します。
>sdx.bat unwrap path.kit
最後にpath.exeを作成します。
>sdx.bat wrap path.exe -runtime tclkit-win32.upx.exe
こうやって作成したpath.exeは、Tcl/TkがインストールされていないPCでも動作します。詳細はこれから調べますが、仮装ファイルシステムの中に必要なファイルをすべて突っ込んでいるようです。この仕組みで、Gauche、Mosh、CLISPのような他の処理系も動かせるようにできたら夢が広がりますね。