土曜日に久しぶりのTFUG KANSAIのイベントを行いました。
https://tfug-kansai.connpass.com/event/146442/
会場は、株式会社SANSAN様の透明感あふれるオフィスをお借りしました。ありがとうございます。 参加者はほぼ予定通りで、会場の椅子がぴったり埋まりました。TFUG KANSAIの傾向として年配の方の参加が多く、質問はそれなりに突っ込んだもの、ハッシュタグがほとんど使われません。これはTFUG KANSAI開始時からずっと同じ傾向です。今回も質問は活発に行われ、最後ちょっと時間足りない感(もっと質問や議論がやりたそうな雰囲気)で終わるのも、これはこれでよいと思っています。ちょっと物足りなかった人は、ブログで気になったことを書いてもらったり、別の勉強会や次のTFUGで話題にしてもらったらと思います。
今回もすごくおもしろかったので、また次回企画しています。
機械学習の解釈について
一年前からずっと勉強していたことをまとめて発表できました。 https://www.slideshare.net/minorunatsutani/interpretable-ml
資料の最後にあるお勧めテキストです。興味ある方はぜひ読んでみて下さい。
・Interpretable Machine Learning https://christophm.github.io/interpretable-ml-book/
・機械学習モデルの判断根拠の説明 https://www.slideshare.net/SatoshiHara3/ss-126157179?fbclid=IwAR1H4Ert-_XpcoL-Vy3W_MvtSI7DjFmS3M0ldHgm1k3Y-1Ob-uiXWsSE8Q4
・AIプログラマになれる本 https://www.amazon.co.jp/dp/4296102052
TensorFlow 2.0rc overview 新村さん
@tf.functionにまつわる奇怪な挙動についての説明がわかりやすかったです。 TenserFlowの中でユーザーからは見えない状態を持ってしまっていて、同じ関数でも呼び出すタイミングで挙動が変わります。保存やExport周りでいっぱいトラブルありそうな感じがひしひしと感じます。グラフ(ニューラルネットワーク)を記述しているつもりが書いた順番に実行されちゃうのも、そこからくるトラブルもありそうです。
とりあえず素人はKeras使っておけばよさそう。
コンパイラ好きとしては、とても興味深いお話でした。
TensorFlow 2.0へ移行した話 有山さん
タイトルは間違いで移行しようとしたお話でした。こちらも2.0では苦労がいっぱいのようです。Googleさんは、量子化とかエッジ向けの機能も2.0対応をしっかりサポートしてほしいです。
スマホUIがおしゃれで、あの技術がうち(弊社)にも欲しいなと感じました。
発表内容の本筋とは外れますが、Tensorflowのよくわからん挙動について気楽に回答もらえる場は欲しいと思います。ただ、TFLite周りだとissueに何か見つければラッキーという状況はあんまり変わらない気がしますね。僕もONNXでそんな感じの時があります。
素人はまだ1.x系を使った方がよさそうでした。
M5StickVではじめる軽量モデルの実世界への応用 ミクミンP/Kazuhiro Sasao(@ksasao)さん
発表資料です。 https://www.slideshare.net/ksasao/20190928-m5stickv-tfug
M5StickVは初めて見ましたが小さいのにRISC-Vも入って機能がいっぱいでした。どうせお前らカメラ付いていたら物体検出するでしょ、ってのはまさにその通りで、いろいろ遊びでやる事にはAPIがそろっていて驚きました。
MoblieNetを特徴量抽出機として使い、別のアルゴリズムにつなげる話が面白かったです。こういう選択肢が増えると、低コストなハードの可能性が広がります。もっと精進せねばと思いました。
QRコードをかざしてM5StickVを制御するのが、僕的には謎技術で一度試してみたいところ。
最後に
オーガナイザー募集しています。 もし興味ある方がいらっしゃればご連絡ください。