風荷重は橋軸に直角で水平の場合が最も危険なので、この場合について考えます。
鋼げた
鋼げたに作用する風荷重は、1橋の端軸方向の長さ1mにつき表 2-2-10に示す値とします。
断面形状 | 風荷重 |
1≦B/D<8 | (4.0-0.2(B/D)) D≧6.0 |
8≦B/D | 2.4D≧6.0 |
2主構トラス
2主構トラスは、風上側の有効鉛直投影面積1m^2につき、この値となります。
トラス 活荷重搭載時 | 1.25/√φ |
トラス 活荷重無搭載時 | 2.5/√φ |
橋床 活荷重搭載時 | 1.5 |
橋床 活荷重無搭載時 | 3.0 |
ただし、0.1≦φ≦0.6
表―2.2.12 2 主講トラスに作用する風荷重(kN/?)
標準的な2主構トラスについては、風上側弦材の橋軸方向の長さ1mにつき以下に示す値となります。
載荷弦 活荷重搭載時 | 1.5+1.5D+1.25√(λh) ≧ 6.0 |
載荷弦 活荷重無搭載時 | 3.0D+2.5√(λh) ≧ 6.0 |
無載荷弦 活荷重搭載時 | 1.25√(λh) ≧ 3.0 |
無載荷弦 活荷重無搭載時 | 2.5√(λh) ≧ 6.0 |
ただし、7≦λ/d≦40
表―2.2.13 標準的な2 主講トラスの風荷重(kN/m)
D:橋床の総高(m)。ただし、橋軸直角方向から見て弦材と重なる部分の高さは含めない(図―2.2.6 参照)
h:弦材の高さ(m)
λ:下弦材中心から上弦材中心までの主構高さ(m)
その他の橋
その他の橋に関しては、けた形状に合わせて、鋼げた、2主構トラスの公式を使用します。どちらに当てはまらない場合は、断面形状に応じて以下の値を使用します。
風上側部材 | 風下側部材 | |
円形 活荷重搭載時 | 0.75 | 0.75 |
円形 活荷重無搭載時 | 1.5 | 1.5 |
角形 活荷重搭載時 | 1.5 | 0.75 |
角形 活荷重無搭載時 | 3.0 | 1.5 |
表―2.2.14 鋼げたあるいは2 主講トラス以外の橋の部材に作用する風荷重 (kN/?)