ぱたへね

はてなダイアリーはrustの色分けができないのでこっちに来た

n月刊ラムダノート Vol.4

だいぶ出遅れましたが、n月刊ラムダノート Vol.4 読みました。

n月刊ラムダノート Vol.4, No.1(2024)www.lambdanote.com

組込みプログラミングに興味がある人、春から組込み始める人にお勧めです。

手を動かして学ぶストリーム処理入門

IoT機器から垂れ流しでくるようなデータをクラウドサービスと合わせて処理する話です。Apache Beamとかその辺の技術ですね。最近は組込みエンジニアもこういうプロジェクトに参加することが多いので、実際に使われるサービス名や、やっていることの雰囲気を掴むのに良いです。

Windowを使った時系列処理の説明も分かりやすかったです。

WebAssemblyの制約を越える

WebAssemblyの技術について歴史的な話から、コンパイラの話までとても面白く読めました。 言語処理系に興味がある人は絶対楽しめます。

ローカル変数への読み書きは自由にできるけど、関数の戻り値は仮想マシーンで保護されているので書き換えができないなど、WebAssemblyで使われている技術が分かりやすく説明されていて良かったです。

セキュリティに関する話は、古典的なコンパイラの本にはあまり載っていないので勉強になりました。こういう本をもっと読みたい。

PicoRubyといっしょに学ぶ、プログラミング言語が電気回路を動かす仕組み

これは自分が新人の時に読みたかった記事です。 LEDの点灯の仕方、抵抗値の選び方を読んでいて、自分の新人の時の事を思い出しました。その頃からほとんど変ってないですね。唯一変ったのは、当時はLEDはLで引っ張るのが常識だったんですが、今はデバイスのH出力が安定して、かつ数mAでも十分明るいのでHでONにする基板多いですね。

UARTを使わずにGPIOだけでシリアル通信する方法は、知っているとどこかで役に立つかも。