ぱたへね

はてなダイアリーはrustの色分けができないのでこっちに来た

book

はじめてのOSコードリーディング

はじめてのOSコードリーディング ~UNIX V6で学ぶカーネルのしくみ読みました。 全体の半分程度読んだ時点での感想です。期待していたよりもずいぶんと固い内容で驚きました。表紙の色合いとは裏腹に、大手メーカさんのデータシートを読んでいるようなそんな…

コンピュータビジョンに出てくる訳語の使い分け

コンピュータビジョンの勉強をしていると、ふとprojectiveは投影なのか射影なのか自分でも良くわからなくなることがありました。ふと見たコンピュータビジョンの訳者まえがきに、この本での使い分けが書いてありました。自分へのメモとして残しておきます。 …

Multiple View Geometry in Computer Vision

半年以上かかりましたが、Multiple View Geometry in Computer Visionを当初予定していた14章まで読みました。本の雰囲気などは、こちらの方にも書いてあります。http://natu.txt-nifty.com/natsutan/2012/12/multiple-view-g.html 本の内容 この本の内容を…

Paradigms of Artificial Intelligence Programming のKindle版は買ってはいけない

LL/ML Advent Calendar 6日目の記事です。 12/6日には完成していましたが、あなたが今記事を見ようとした瞬間に記事が文字になり、にインターネットにデータが送られました。遅延評価素晴らしいです。 以前twitterにはつぶやいたのですが、大事な話なのでま…

素数夜曲 女王陛下のLISP

素数夜曲 女王陛下のLISP読みました。簡単に感想を。 本の内容 タイトル通り数学とLispの本です。 この本は大きく前半と後半(付録)に別れています。前半は算数から数学に自然に入って行くような内容が講義形式で話が進みます。整数、最大公約数から入り、…

100 Power Tips for FPGA Designers

100 Power Tips for FPGA Designers Xilinx限定ですが、FPGA Hacksとも呼べるような本を見つけました。Kindle版なら$9.99なので、XilinxのFPGAを使いこなしたい人は今すぐ買いましょう。Hacks本と同じで、100個のネタ全てが驚く事を書いてあるわけではありま…

FPGA入門回路図とHDLによるディジタル回路設計

すすたわりさんのFPGA入門回路図とHDLによるディジタル回路設計読みました。表紙や帯に可愛らしい絵がありますが、中身は硬派なデジタル回路の入門書です。 内容 この本は、HDLの文法やFPGAの動かし方を学ぶ本ではなく、FPGAを使ってデジタル回路を学ぶ本で…

FPGAでCPUを作ろう 〜FPGAで、あなたも自分がデザインしたコンピュータを動かせる〜

達人出版会からFPGAでCPUを作ろう〜FPGAで、あなたも自分がデザインしたコンピュータを動かせる〜が出版されました。長らくβ版でしたが、6月22日にようやくβが取れ、正式版になりました。 内容 現在比較的入手しやすいFPGAボードを使って、自作CPUを動かして…

日本語入力を支える技術

日本語入力を支える技術、読んだのはずいぶん前なのですが、感想を書くのが遅れてしまいました。感想を書くタイミングは逃したし、他の方が的確なレビューを書いているので、専門外の私があえて書かなくても良いかなと思っていたら、筆者から読者へのメッセ…

Cプログラム高速化研究班

Cプログラム高速化研究班 コードを高速化する20の実験と達人の技 読みました。 Cの最適化について実体験を元に、プロファイルの結果等を交えながら、いろんな角度からの最適化について書かれた本です。実践的か、と言われるとすぐに実践に役に立ちそうな話は…

Land of Lisp

漫画が独特の味を出しているCommon Lispの本、Land of Lispを読みました。とても面白かったので紹介します。 本の内容 ゲームを作りながら、Common Lispや関数型プログラミングについて学べる本です。他の「ゲームで学ぶ・・・」系の本と違うのは、既存のゲ…

ヘネパタのキャンペーンサイト

調べ物をしていたら、書籍 Computer Architecture のキャンペーンサイトを発見しました。、 Welcome to the Companion Site for Computer Architecture: A Quantitative Approach 5eここから、Computer Architecture のAppendixがpdfでダウンロードできます…

パタヘネ、ヘネパタの歴代表紙

ようやく私の家にもComputer Architecture : A Quantitative Approach (5TH)が届きました。今までの陰気な表紙と打って変わって、白をバックに青空と雲というさわやかな表紙に変わりました。外に見える雲はクラウドコンピューティングをイメージしているの…

Coders at Workに出てくる書籍達

Coders at Workに出てくる人達が、The Art of Computer Programmingについて、どう言っているのかを簡単にまとめました。この面子でも完全に読んでいる人の方が少数派です。ついでに、インタビューされている人が紹介している本をまとめました。(本の最後に…

山崩れ・地すべりの力学―地形プロセス学入門

山崩れ・地すべりの力学―地形プロセス学入門読みました。タイトル通り山崩れや、地滑りに関する力学的な取り扱いが分かる本。日本で起こりうる山崩れについて、高校生でも分かるくらいの数式で丁寧に説明しています。図やグラフもそれぞれきちんと説明があり…

斎藤による崩壊発生時の予測モデル

山崩れ・地すべりの力学 地形プロセス学入門から、面白いエピソードを見つけたので紹介します。今から50年前の1960年頃、地すべり・崩壊の研究において、実験を始めてから地すべり・崩壊が起きるまでの時間(Tr)と、定常クリープ速度(de/dt)に、両対数グラフ…

Real World Functional Programming: With Examples in F# and C#

Real World Functional Programming: With Examples in F# and C#読みました。 F#を使った関数型プログラミングと、.NETのライブラリを使ったプログラミングの合わせ技を学べる本です。タイトルにもある通り、一つのトピックに対して、C#とF#の両方のコード…

Beging Python Visualization

Beging Python Visualization読みました。最初はmatplotlibを使った綺麗なグラフの書き方が細かく載っている本かと思って買いましたが、後半がなかなかおもしろく良い意味で裏切られました。Pythonを使ってできることを、浅く広くしっかりと紹介している本で…

これなら分かる応用数学教室

これなら分かる応用数学教室―最小二乗法からウェーブレットまでを読みました。最近勉強で使っている本の中では飛び抜けてわかりやすかったので紹介します。もともと仕事で最小二乗法を勉強する必要があったことと、画像処理で使う基礎技術としてフーリエ解析…

最小二乗法と測量網平均の基礎

最小二乗法と測量網平均の基礎読みました。 測量で使われている最小二乗法について、丁寧に解説された良い本でした。測量と最小二乗法の両方がタイトルに入っている本は他にもたくさんあるのですが、この本で勉強すると測量のことを何も知らなくても自然に測…

Altera FPGAを使って step by step でCPUを作るには?

[fpga-cpu]で面白そうな話題がありました。コンピュータアーキテクチャの授業で、Altera FPGAを使って簡単なCPUを作るので、生徒とTAに1冊に勧める一冊の本を教えて欲しいという質問です。このメールへのリプライに出てきた本とURLを紹介します。 opencoreの…

Programing Principles and Practice Using C++ chap12

Stroustrup先生の Programming Principles and Practice Using C++を読んでいます。 ようやく1/3を越えました。序文はスラドで読めます。とても良い本です。 http://slashdot.jp/~taro-nishino/journal/498477chap12では、GUIを使ったプログラミングの重要性…

Concepts, Techniques, and Models of Computer Programming

私の本棚にずっと積まれていましたが、なんとか目を通すことができたので感想を。 本の内容 日本語の目次はこちらを。 http://ja.wikipedia.org/wiki/コンピュータプログラミングの概念・技法・モデルタイトルの通り、プログラミングに関しての概念やモデル…

組み込みプロセッサ技術

組み込み用のプロセッサについて素晴らしい本を見つけたので紹介します。 http://www.amazon.co.jp/dp/4789845494 内容 組み込みで使用されるプロセッサについて、基本的な概念から最新の技術まで、幅広くかつ深く説明してある本です。基本を押さえながらも…

The Cray X-MP/Model 24

久しぶりにまとまった時間が取れたので、Lecture Note in Compluter Science シリーズのThe Cray X-MP/Model 24 : A Case Study in Pipelined Architecture and Vector Processingを読みました。高速化のための割り切りがFPGAにおける回路設計にも役に立ちそ…

Digital Design and Computer Architecture

パタヘネに関係する本の紹介です。 http://www.elsevier.com/wps/find/bookdescription.cws_home/710749/description#description http://www.amazon.com/Digital-Design-Computer-Architecture-Harris/dp/0123704979 Amazon.comではベタほめですが、私の評…