ぱたへね

はてなダイアリーはrustの色分けができないのでこっちに来た

リーダーの作法

リーダーの作法を読みました。

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Netscape、Apple、Slackで活躍した人が、リーダーとして記憶に残っているエピソードを30個まとめてあります。 帯に書いてある「リーダシップの極意」は言い過ぎだが、人によってはいくつか参考になる所があると思う。 僕が面白かった所を紹介します。

虫の知らせ、コバヤシマルのマネジメント

反射的に働く知恵のこと。プロジェクトを進めているとなんとなくやばそうって時がある。虫の知らせを感じたときに、具体的にどういうアクションを取るべきかが書いてあって面白かった。 基本は虫の知らせを無視しない。それを放っておくと、コバヤシマル状態になる。

参考: https://memory-alpha.fandom.com/ja/wiki/%E3%82%B3%E3%83%90%E3%83%A4%E3%82%B7%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA

プロフェッショナルとしての成長をはかる質問表

1on1の質問例が載っています。これは参考になったので、早速業務で使ってみた。 良い回答を引き出せた質問があって、業務にもプラスになった。(これを本人が読んだら自分って分かるだろうから、具体的な所は書かない)

組織図テスト

とりあえず組織図を書いてみる。ルールは人の名前を出さない。 これは面白い。

ベンチャー初期とか新規事業だとメンバーが3人とかなので、人があって役割分担という組織図になりがち。僕もそういうチーム体制図しか書いたことが無い。 人抜きで組織図を書いてみると、あるべき姿が見えてきて組織に足りない物が見えてくる。

文化の流れ

企業文化は大事だ。 難しい判断をするときは、経営理念に戻ってその社員としてふさわしい行動を取る。 お客が無理難題言ってきたとき、チーム内にパワハラっぽい傾向が出てきたとき、「今回は我慢して」と言うのは簡単。 そこで経営理念に立ち返って、この対応が企業文化として根付いて良いのかを考える。 マネージャの判断一つ一つが、企業の文化を作っている意識をずっと持っていたい。