最小二乗法と測量網平均の基礎 例題2-20から
問題:
確率変数X,Yが二次元正規分布にしたがい、分散共分散行列が
であるとする。X,Yの平均値がそれぞれ、、 とするとき、95%確率楕円を図に示せ。
回答:
分散共分散行列を座標軸の変換を使う。
( )
確率長円をとすると、楕円の中に存在する確率との値は次の表から求められる。
c |
P |
1.000 |
0.393 |
1.177 |
0.500 |
2.146 |
0.900 |
2.448 |
0.950 |
3.035 |
0.990 |
95%の確率長円は=2.448を使い、95%確率長円の長軸、短軸の半分が計算できる。
確率長円の回転角は、以下の公式で求められる。
=29°
楕円の中心が(24.0,12.0)
楕円の長軸の半分が10.7、短軸の半分が6.0、傾きが29°なので、このような楕円になる。