写真から作る3次元CGの2章練習問題。
問題1
D^-1を求めよ。D^-1はDの逆運動である。
答
Dは剛体変換(rigid transformation)で、回転行列Rと並進行列tを使って以下のように表現できる。Dの定義は投射行列、もしくは2次元変換の階層のClass I Isometries transformations に。
逆運動であるD'=D^-1も同じく剛体変換なので同じように表現できる。
ここでDD'は何もしない(変換を元に戻す)ので、
ここから
Rは回転行列なので以下の式を満たす。
よって、次の2式からD'が求められる。
問題3
Paを任意のアフィン投影行列とするとき、APaDもアフィン投影行列であることを確かめよ。
答
カメラ内部行列A、剛体変換行列Dは、共にアフィン投射行列である。アフィン投射行列の積は、またアフィン投射行列である。
問題4
Mi, i=1, ... n は3次元空間のn点であり、mi, i=1,... nは、それぞれのアフィン投影である。sm~ = PaM~ を照明せよ。m~ は、mi, i=1 ... nの重心であり、M~は、Mi, i=1 ... nの重心である。
答
3次元アフィン変換では、面の平行関係、体積比、重心は不変量。よって、Mの重心のアフィン投影は、mの重心に等しい。ただし、定数倍は等価。