東工大で開催されたFPGAX勉強会へ行ってきました。
会場は大きく、人も多く大盛況でした。イベント開催に向けて動いていただいた皆様、ありがとうございました。久しぶりに会う方も多く、近況を聞いたり挨拶したりができなかったのが残念。
「ElixirでFPGAを設計する」高瀬 英希さん(京都大学/JSTさきがけ)
ElixirはErlangとRubyの子供。Erlangの書きにくいところを書きやすくしてくれる。今の完成度だと数値のListのみが扱えるので、綺麗な書き方で数値計算ができるとうれしい感じ。Listがどこまでできるか微妙なのですが、グラフをListで表せばグラフ処理ができるとうれしい。
当日はZenは受けない雰囲気。FF4のコカトリスは隠れキャラだし単体にしか効果が無いのでは。そこが会場のリアクションが薄かった理由だと思った。
春から使ってみたい。
「シミュレーテッド分岐アルゴリズムのアクセラレータとその応用」辰村 光介さん(東芝 研究開発センター)
東芝さんのスパコン的な取り組みの紹介。背景からFPGAの実装まで。 歴史的なIsing Problemの説明と量子コンピューターの説明が面白かったです。
SB(Simulated Bifurcation)は、SAベースでは無く全結合の問題が解ける。グラフで目的変数の最小化が見えるのが面白い。Adiabaticサーチ -> Ergodic サーチ。
円→ドル、ドル→円の交換を行うと必ず損をする。そこに、他の国の通貨を混ぜて複雑な交換をすると、利益が出る瞬間がある。そこをリアルタイムで見つける話がすごかったです。これで開発費が回収できていたらもっと面白かった。
離散最適化の並列化に興味を持っていたので面白く聞けました。春から勉強したい
「柔軟な資源割当てを可能とするFPGAクラスタシステムとそのネットワーク」佐野 健太郎さん(理化学研究所 計算科学研究センター)
前半が理研とスパコンのお話でFPGAクラスターのアーキテクチャのお話。 プロセッサとFPGA間にバスを接続し、loosely couloed clustersを構築するお話。結局CPU→FPGAにボトルネックが増えそうなので、計算のアルゴリズムによってどれが最適なのかは分からない気がしました。
全然規模が違うのですが、1枚の基板にFPGAを17個並べる(4x4の真ん中にもう一つ)ボードを設計したのを思い出しました。懐かしい。
神戸の理研にあそびに行きたい
LT
時間の関係で途中までしか見れませんでした。
ROS+FPGAを使ったロボット開発(京大、新田さん)
関西でもFPGAXやりたい。
FPGAとGPUの性能比較ベンチマークをやってみた時にそこそこ苦労した話(安藤潤、ザイリンクスジャパン)
こういう情報が簡単にWebで見つかるようになって欲しい。やっぱりZenは受けない。
FPGAを使ったAIエッジコンテストのお知らせ+α(nkhrさん)
nkhrさんの正体はnakahara先生だった。ΩΩΩ<な、なんだってー
Google Colaboratoryで始めるFPGA開発入門(aster_ismさん)
トイレ開発は衛生面注意しましょう
この後、NNgenの公開イベントがあったもよう。春から頑張りたい。