ぱたへね

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Pytorchによる物体検出

Pytorchによる物体検出を読みました。

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仕事でPytorchをコピペで動かすことが多く、ちゃんとPytorchの勉強をしようと思って昔買ってあった本を取り出して読みました。読むタイミングが良かったのか、結構知りたかったことが書いてありました。

最初の方はPytorchの基礎から入り、後半からSSD等の実装に入ります。後半は説明にムラがあって、所々説明不足を感じます。とはいえ、書籍にするには限界もあるだろうし、僕の知りたいところがカバー出来たので◎です。

役に立ったところは、3.2 SSDのDataLoaderの部分で、PytorchのDataLoaderを自分で作っています。画像じゃないデータ(点群とか)を入力にする場合、データローダどうして良いか分からなかったので、最初の一歩にはとても助かりました。

3.7 SSEの転移学習の所のソースコードも助かりました。

勾配を無くす=ネットワークの凍結なので、

for param in net.parameters():
  param.requires_grad = False
 
for pram in net.conf.parameters():
  param.requires_grad = True
  

と全体の勾配を無くしてから、学習して欲しいところだけ勾配戻せば期待通りに動くらしい。

なんとなくPytorch動かしているけど後一歩詳しく知りたい人、特に画像処理での使い方を知りたい人にお勧めです。