教科書から分かったところだけをまとめています。
教科書はこの本です。
今回はSpace Jacobian
Forward Kinematics おさらい
FKをPoE形式で表現するとこのようになります。
Space Jacobian
Twistの式
に上のTを代入すると
この複雑な式が、adjoint mappingの意味からこうなります。 natsutan.hatenablog.com
これを行列表現にしたときのヤコビアンがSpaceヤコビアンです。
この後、教科書にいろいろ書いてあるのですが、結局の所こういうことだと思います。
実際の例
教科書Example 5.3から
RRPRRRのチェインです。
上の式にあてはめると、
- q1がSの原点なのでq1=0、ωs1×q1も0
- θ3は回転しないからω3は0, twistのリニアな速度はv3
- q4, q5, q6の座標は同じqw
これらを合わせてこうなります。
FKを微分をせずに直接ヤコビアンが計算出来るのがメリットです。
Spaceヤコビアンを計算するために出てくるS1,S2が分かればSpaceヤコビアンは計算で出せるはず。 Spaceヤコビアンを計算するためのSのリストがSLIST、関数JacobianSpace(Slist, thetalist)にSとθを与えるとSpaceヤコビアンが返ってくる。
分かってきた。